「以前、骨材入りのコーティングで滑り止め工事をしたが、最近また滑るようになった」「浴場に施工したコーティングが剥がれてきて、かえって危ない」——このようなご相談を、特に温浴施設・スーパー銭湯・ホテル大浴場の管理者様から数多くいただきます。
実は骨材入りコーティング防滑工法は、皮脂汚れが多く蓄積する浴場には根本的に不向きな工法です。しかも、いったん施工してしまうと、通常の防滑工法では上から重ねて施工することができません。本記事では、骨材入りコーティング防滑工法が浴場で抱える問題と、その上から施工できる唯一の特許工法について解説します。
骨材入りコーティング防滑工法は、樹脂系のコーティング材に砂状・粒状の骨材を混ぜ合わせて床面に塗布し、表面に細かな凹凸を作ることで防滑効果を得る工法です。下地の材質を問わず施工できるため、屋外のスロープや駐車場、通路などで広く採用されています。
しかし、この工法はあくまで床の上に凹凸のある層を「盛る」ものであり、コーティング層そのものが摩耗・劣化していく消耗品である点が、浴場という特殊な環境では大きな弱点になります。
浴場の床は、利用者の皮脂や体脂肪、石鹸カスが常に流れ込む環境です。骨材でできた表面の凹凸は、この皮脂汚れを溜め込みやすい構造になっています。凹部に皮脂が蓄積すると、本来ざらついているはずの骨材表面が薄い油膜で覆われ、凹凸による防滑効果そのものが働かなくなってしまいます。
さらに、この皮脂汚れは通常のアルカリ洗剤やポリッシャー洗浄では落としきれず、時間の経過とともに凹部の奥へと蓄積していきます。「施工直後は効果があったのに、数ヶ月でまた滑るようになった」というご相談の多くは、この皮脂汚れの蓄積が原因です。
骨材による凹凸は、乾いた状態や水だけの環境では高い防滑効果を発揮します。しかし皮脂という「滑りやすい油分」が蓄積する浴場では、その凹凸自体が汚れの吸着面になってしまい、逆効果になりやすいという特性があります。
骨材入りコーティングは、利用者の歩行や日々の清掃によって表面が少しずつ摩耗していきます。特に人の出入りが多い脱衣所からの導線や、シャワーブース周辺など、通行量の多い箇所では骨材の剥落が早く進みます。
問題は、骨材が剥がれ落ちたあとです。防滑効果を担っていた表面の凹凸が失われ、下地の樹脂コーティング層だけがつるりとした状態で露出します。このコーティング層自体には防滑性がほとんどないため、骨材が健在だった頃よりもかえって滑りやすい、危険な状態になってしまうのです。
さらに厄介なのは、いったん骨材入りコーティングを施工してしまうと、既存のコーティング層が邪魔をして、通常の防滑施工を上から重ねがけできないという点です。効果を回復させるには、既存コーティングを剥離してから再施工するしかなく、大掛かりな工事と休業期間が必要になります。
皮脂汚れの蓄積、骨材の剥落による危険な状態、そして重ねがけができないという3つの問題を根本から解決するのが、S-LEAD JAPANの特許工法です。この工法は、既存の骨材入りコーティング防滑工法の上から、剥離工事をせずに防滑施工ができる唯一の工法です。
既存の骨材入りコーティングを剥離する工事は、休業期間や費用の面で大きな負担になります。この特許工法は、劣化したコーティング層の上からそのまま施工できるため、大掛かりな下地処理をせずに防滑効果を回復・付与できます。
通常の溶剤系防滑施工(ME工法)は、床材そのものにミクロレベルの加工を施すことで防滑効果を実現します。しかし骨材入りコーティングのような樹脂の層に対しては、通常の溶剤だけでは十分に浸透・反応せず、効果を発揮できません。
そこでS-LEAD JAPANでは、床材ごとに調合する特注溶剤に特殊な添加剤を加えることで、コーティング層の表面に対しても防滑加工を可能にする特許工法を開発しました。既存のコーティング層を活かしたまま、その表面を微細に加工することで、皮脂汚れによる効果低下や骨材剥落によるリスクを解消し、剥離工事なしで安全な床面へと再生させます。
「以前、他社で骨材入りコーティングを施工したが最近滑る」「コーティングが剥がれてきて危ない」という状態でも、剥離工事をせずに対応できる可能性があります。現地調査・無料テスト施工で、実際の床の状態に合わせた施工方法をご提案します。
皮脂汚れによる転倒リスクについては浴場の滑り止め施工とは?転倒事故を防ぐME工法と効果を長持ちさせるコツで、骨材樹脂と溶剤系の根本的な違いについては骨材樹脂防滑施工と溶剤系防滑施工の違いとは?で詳しく解説しています。
はい。コーティング層を剥離せず、その上から施工できるのがこの特許工法の特徴です。特注溶剤に特殊な添加剤を加えることで、既存のコーティング層に対しても防滑効果を発揮します。現地の状態によって適した調合が異なるため、まずは無料テスト施工でご確認いただくことをおすすめします。
浴場は皮脂汚れの蓄積が非常に多い環境です。骨材でできた凹凸の隙間に皮脂が入り込んで蓄積すると、かえって滑りやすくなってしまいます。さらに通行量や清掃の摩耗で表面の骨材が剥がれ落ちると、下地のコーティング層だけが露出し、非常に滑りやすい状態になります。
劣化の程度によります。骨材が部分的に剥がれている状態でも施工可能なケースは多くありますが、コーティング自体が浮いている・大きく剥離している場合は、先に既存コーティングの状態を確認する必要があります。現地調査の上でご提案いたします。
「以前施工した骨材入りコーティングが、浴場で滑るようになった」「剥がれてきて危ない状態」という場合でも、剥離工事なしで対応できる可能性があります。無料テスト施工で、実際の床の状態に合わせた効果をご確認ください。
ME工法の仕組みと5つの特徴についてはME工法とは?滑り止め施工の仕組みと5つの特徴を解説で詳しく解説しています。ホテル・温浴施設・高齢者施設など全国3,500件以上の導入先は施工実績をご覧ください。