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骨材樹脂防滑施工と溶剤系防滑施工の違いとは?仕組み・耐久性・費用を比較

公開日:2026年8月12日 想定読了時間:約6分

防滑施工の見積もりを複数社から取ると、「骨材(こつざい)を混ぜた樹脂を床に塗布する」工法と、「溶剤で床材そのものを加工する」工法とで、仕上がりの質感や金額が大きく異なり、戸惑われる方が少なくありません。どちらも「滑り止め工事」として提案されますが、仕組みがまったく異なるため、向いている現場も異なります。

本記事では、骨材樹脂防滑施工溶剤系防滑施工それぞれの仕組みと特徴を整理したうえで、美観・耐久性・清掃性・費用の違いを比較し、施設に合った選び方を解説します。

骨材樹脂防滑施工とは

骨材樹脂防滑施工は、樹脂系の塗料に砂状・粒状の骨材(けい砂やセラミック粒子など)を混ぜ合わせ、床面に塗布・散布することで、表面に物理的な凹凸を形成する工法です。塗膜自体が防滑層となるため、下地の材質を選ばず施工でき、コンクリートやモルタルの土間、屋外のスロープなど、もともと防滑性を持たない床にも比較的短工期で防滑効果を付与できるのが特徴です。

一方で、骨材の粒度や樹脂の色によって仕上がりの質感・色味が大きく変わるため、既存の床材の意匠性をそのまま活かすというよりは、床面に新しい表層を「作る」工法と捉えるのが実態に近いといえます。

濡れた石張りの床をモップで清掃する防滑施工の現場
床材の種類や通行量に応じて、適した防滑工法は異なります

溶剤系防滑施工とは

溶剤系防滑施工は、床材に合わせて調合した専用の溶剤を塗布し、床材粒子構造そのものに目に見えないミクロレベルの隙間を形成する工法です。S-LEAD JAPANが提供するME工法もこの溶剤系にあたります。表面に何かを盛るのではなく、既存の床材を薬剤で微細加工するため、施工後も床材本来の光沢・質感・模様がほぼそのまま残ることが最大の特徴です。

磁器タイル・御影石・大理石・テラゾーなど意匠性の高い床材でも、見た目を変えずに防滑性だけを付与できるため、ホテルのロビーや商業施設のエントランスなど、美観が重視される場所で選ばれています。

仕組みの違い:「盛る」工法と「加工する」工法

両者の違いを一言でまとめると、骨材樹脂防滑施工は床の上に凹凸のある層を「盛る」工法であり、溶剤系防滑施工は床材そのものを微細に「加工する」工法です。この違いが、そのまま美観・耐久性・清掃性の違いにつながります。

POINT
盛る工法は「土台」を選ばず、加工する工法は「意匠」を選ばない

骨材樹脂は下地の材質にかかわらず防滑層を形成できる一方、色味・質感は樹脂側のものに変わります。溶剤系は床材本来の意匠を維持できる一方、床材の材質やコーティングの状態によって効果が左右されます。

骨材樹脂 vs 溶剤系|比較表

それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。

比較項目骨材樹脂防滑施工溶剤系防滑施工(ME工法)
仕組み樹脂+骨材を塗布し表面に凹凸を形成床材を溶剤でミクロ加工
美観への影響△ 色味・質感が変わる◎ ほぼ変化なし
下地の選ばなさ◎ コンクリート等にも施工可△ 床材の材質に左右される
耐久性△ 通行量が多いと摩耗・剥離◎ 床材への加工のため摩耗に強い
清掃のしやすさ△ 凹凸に汚れが溜まりやすい◎ 汚れが溜まりにくい
施工時間△ 乾燥養生が必要◎ 最短1時間で利用再開
向いている場所屋外スロープ・搬入路・倉庫などロビー・エントランス・浴場など意匠重視の場所

どんな現場にどちらが向いているか

骨材樹脂防滑施工は、コンクリート土間や屋外スロープ、搬入用の通路など、もともと防滑性がなく意匠性よりも確実な滑り止め効果を優先したい場所に適しています。一方、溶剤系防滑施工は、磁器タイルや御影石、大理石など床材そのものの美観を維持しながら防滑性を高めたい場所に適しています。

迷ったら、まず床材と用途を整理する

「見た目を変えたくないか」「下地がコンクリートなど元々の防滑性がない材質か」「通行量・清掃頻度はどの程度か」を整理すると、どちらの工法が適しているかが見えやすくなります。判断が難しい場合は、無料テスト施工で実際の効果を比較するのが確実です。

意匠性の高い鏡面セラミックタイルや、湯垢・皮脂で滑りやすくなる浴場の床、車の出入りが多いマンションエントランスなど、美観を維持しながら防滑性を高めたい場所については、それぞれの記事で工法の選び方を詳しく解説しています。

よくある質問

骨材樹脂防滑施工と溶剤系防滑施工は、併用できますか?

床材や現場の状況によっては、通行量の特に多い箇所のみ骨材樹脂で補強し、それ以外の広い面を溶剤系で対応するといった使い分けも可能です。まずは無料テスト施工で床材との相性をご確認いただくことをおすすめします。

骨材樹脂防滑施工は掃除がしにくいと聞きましたが本当ですか?

工法や骨材の粒度によりますが、表面に凹凸を形成する性質上、目地や凹部に汚れが溜まりやすくなる傾向はあります。特に厨房や食品を扱う施設では、日常清掃の手間が増える点を踏まえて検討することをおすすめします。

溶剤系防滑施工は、どんな床材にも施工できますか?

磁器タイル・御影石・大理石・テラゾーなど幅広い床材に対応していますが、床材の材質やコーティングの有無によって適した溶剤の調合が異なります。事前のテスト施工で効果を確認した上でご提案しています。

まとめ

骨材樹脂防滑施工と溶剤系防滑施工は、どちらも「滑り止め工事」ですが、床に凹凸のある層を盛るか、床材そのものをミクロ加工するかという根本的な仕組みが異なります。

S-LEAD JAPANのME工法は、床材の風合いを保ちながら高い防滑効果を実現する溶剤系防滑施工です。「うちの床にはどちらが向いているか分からない」という段階でも構いません。無料テスト施工で、実際の防滑効果をご体感ください。

ME工法の仕組みと5つの特徴についてはME工法とは?滑り止め施工の仕組みと5つの特徴を解説で詳しく解説しています。従来工法では対応が難しい鏡面セラミックタイルには専用の特許工法で対応しています。ホテル・商業施設・温浴施設など全国3,500件以上の導入先は施工実績をご覧ください。

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